今から30年前の、多少の財をなしたある経営者の想い出
従業員は30人ほどで関東一円の小売店に日用品を卸していました。
毎月一度訪問する機会があり、夜遅くまで仕事外のことについてもよく話をしました。
風貌は無頓着で、初対面の人は戸惑うことが多かったようです。従業員に対して仕事では厳しく、当時から成果主義を貫いていたように思います。反面、人情味あふれる奥さんが従業員たちに親身になり、昼食を社員食堂で用意していました。社長は厳しく、奥さんは優しく、と夫婦の役割分担が自然体で行われていたと思います。
経営者(社長)は業績が順風万帆な時でも、特に地震、火災等の事を心配し、ストレスを抱えて生活している。時々ストレス解消になるかと夜の街で飲み明かすこともあるが、翌日は自己嫌悪になり考えさせられるものである。つくづく思うに、己の幸福を考えると、人への親切につきるのではないかと。これからは恵まれない近隣の子供(不幸にして親を亡くした)たちへ何かの支援ができればと思っている…自分の幸せのために。
(J.U)